【レビュー】ASUS Chromebook Flip CM3 – お絵描きしやすい!ChromeBook

【実機レビュー】ASUS Chromebook Flip CM3

こんにちは、@ぼうです。

ASUS様から2021年5月20日発売の「ASUS Chromebook Flip CM3」をお借りすることができたので、レビューをさせていただきました。(公式サイト

  • 外観は?
  • ポート類は?
  • お絵描きしやすいか?
  • YouTubeや音楽を流しながら作業してももたつかないか?
  • Google meetで会話しながら作業しても大丈夫か?
  • 上記をこなしつつブログがサクサク書けるか?

※この記事自体はすべて、ASUS Chromebook Flip CM3 で書きました。

総合おすすめ度★★★★☆(3.9/5)

この記事を書き終えてみて、自分の使い方である、ブログと簡単なイラストであれば必要十分なスペックがあると思います。
いつも通りの3画面構成でも問題なく動作しますし、液晶も視野角が広く、色鮮やかで文句なしです。

ブラウザでタブ20個開いて、マインドマップアプリ開いて、Zoomしつつ、youtube垂れ流しながらテキストを書いていた時にはもたつきましたが、これはさすがに意地悪でした(笑)

優等生な感じのASUS Chromebook Flip CM3ですが、もう少しだけガジェットのワクワク感がほしかったかも。

惜しいのは実売価格が4.5万ほどしてしまうことです。(2021年5月時点)

この値段を出すのであれば、同じASUSのChromebook Detachable CM3のほうがガジェットの所有欲が満たされるのではないでしょうか?

※実売2万円台で買えるようになったら★5なので、運良く2万円台に遭遇した人は迷わずポチりましょう。

外観、アクセサリー、重さ、キータッチ

天板はプラスチック感ある・・・

本体カラー(天板)はシルバーで中身は黒です。
天板は金属ぽくないけど金属です(笑)
画面比率が3:2なので電子書籍が見開きで読みやすい。

メイン画面が比率3:2で解像度は1920×1080ではなく、1366×912という珍しい解像度です。
とはいえ画質が悪いとか、ジャギーが目立つとはではないので気にするほどではありません。

液晶はTFTで視野角が広く発色もきれいです。
光沢タイプなので映り込みが苦手な人はアンチグレアの保護シートを貼りましょう。

キーボードは少し癖がありますが、すんなりタッチタイプできたので問題なし。
それにしてもエンターキーが細い(笑)

右側が詰まり気味のキーボード

スタイラスペン(USIペン)対応ですが、付属していないので別途購入の必要があります。

Chromebook対応のUSIペンの紹介と、お絵描きアプリの紹介 【レビュー】USIペン – Chromebook対応お絵描きアプリについて

重量が1.1kgなので、少し重いですがこちらも許容範囲ですね。
見た目よりは持った時に重く感じます。

せめてケーブルが外れたらよかった

持ち運びが考慮されていない付属のACアダプタは自宅専用と割り切りましょう。

持ち運びにはこちらのアダプタセットがおすすめです。

ASUS Chromebook Flip CM3の名前の通り、ディスプレイが360度回転して、テントスタイル、タブレットスタイルで使用できます。
お絵かきのときはタブレットスタイルがおすすめです。

一通りあるようで微妙に足りないポート類

HDMI端子があればよかった
HDMIが欲しかった

すべてのポートが筐体左側についています。

  • USB Type-C(1個)
  • USB 2.0(1個)
  • イヤフォンジャック( 1個)
  • マイクロSDリーダー (1個)

ついでにHDMIポートがほしかった!
そして右側にもUSBポートが欲しかった!

ちなみにUSB Type-Cポートは給電、外部ディスプレイ出力を兼ねています。
だったらもう一つ給電可能なUSB Type-Cポートが右側に欲しかったなという感じ。

Lenovo Ideapad Duetにはないヘッドフォンジャックがあるのはいいですね。

USIペン対応かつ遅延少なめで絵描きさんへおすすめできる

ASUS Chromebook Flip CM3 USIペン遅延検証

今回の検証ではLenovoのUSIペン(Idea pad版)を使用しました。

動画をご覧いただけるとわかりますが、だいぶ追従性が良いです。
少なくともLenovo Ideapad Duetよりは操作性が良いです。

初期投資を抑えつつデジタルお絵かき環境を整えたいのであれば、選択肢のひとつとしてもよいと思いました。

ASUS Chromebook Flip CM3はLenovo Ideapad Duetと同様にタッチスクリーンとUSIペンによる操作に対応しています。

【Lenovo IdeaPad Duet】Chromebook対応USIペンでお絵描きアプリの描画遅延を検証してみた

Lenovo Ideapad Duetの検証動画と、今回の検証動画を見比べてもらうとわかりやすいと思います。

微妙な差かもしれませんが、Lenovo Ideapad Duetより追従性が高く気持ちよく描けます。

Chromebook対応のUSIペンの紹介と、お絵描きアプリの紹介 【レビュー】USIペン – Chromebook対応お絵描きアプリについて

YouTubeや音楽を流しながらの作業もオンライン会議もOK!

一昔前ならよく聞かれたこの質問ですが、今どきのPCはたいていサクサクです。
というわけで、YouTubeの1080p 60fpsもスムースに再生することができました。(フォートナイト実況動画で確認)

また同時にGoogle meetでオンライン通話もしてみましたが、まったく問題ありません。

※今も動画を再生しながらこの記事を書いています。

サブディスプレイにフルHD(FHD)表示できない問題

当ブログではおなじみの検証です。

接続状態

Lenovo Ideapad Duet同様に、外部ディスプレイに出力した際にフルHDで表示されませんでした。
FHDのディスプレイに出力した際の解像度は1440×900でこちらもduetと同じでした。
どちらの機種も、GPUにARM Mali-G72 MP3を使っているのですが、このチップの制限かもしれないですね。

同じ結果ということは、当ブログの別記事で説明している通り、このアダプタを通して出力すればFHD出力ができるのでは?ということでサクッと確認。

Lenovo IdeaPad Duet ChromebookはフルHD出力に難があるけど、この記事をみれば解決するかもしれません! 【フルHD表示できる!】 IdeaPad Duet Chromebookの外部ディスプレイ出力について【FHD】

無事にFHD出力できることが確認できました。
ASUS Chromebook Flip CM3でFHDできなくて困っている人は、このアダプタを買いましょう。

USB Type-Cから直接HDMIに変換するケーブルを持っていないので、直つなぎ検証はできていません。
おすすめのケーブルが有りましたら、こちらで教えて下さい!

今回のレビュー時には、ANKERのハブ経由で外部ディスプレイに出力しています。

スペック

CPUMediaTek™ MT8183 2GHz
GPUARM Mali-G72 MP3 (CPU内蔵)
メモリ4GB
eMMC(記憶容量)64GB
解像度1366×912(最大3840×2160)
ポートUSB2.0 ×1
USB2.0 (Type-C) ×1
オーディオ関連マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック
イーサネットなし
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac
BluetoothBluetooth® 4.2
スピーカーステレオスピーカー内蔵 (2W×2)
マイクアレイマイク内蔵
SDカードmicroSDXC、microSDHC、microSD
重量1.14kg
バッテリー持ち約15.6時間
メーカー発表の情報を当ブログで簡易的な表記に変えている項目があります

まとめ

GIGAスクール構想もあって、2021年は新しいChromebookがどんどん発売されています。
おかげで私達は、使用用途によって最適なChromebookを選択することができるようになりました。
そんな中でASUS Chromebook Flip CM3は「幅広く受け入れられる」ことをコンセプトに作られた気がします。

結論

なんでもそれなりにできて、ペンでお絵描きできたら最高だ!という人におすすめできる1台。

USIペンはエレコムがおすすめです!